Noels Tagebuch

日々のつぶやきと読書記録、たまに旅行記

文化

晴れ。終日仕事。

 

中学や高校の英語教育はすごいと思う。

 

本人がやる気にさえなって、教材を使いこなせば、基礎力が身につく。

 

その基礎力さえあれば、受験参考書や大人用の語学書を通じてより実践的な英語力をつけることができる。

 

ある程度形にさえなれば、あとは好きな洋画でも見続けたり、メジャーの中継やプレミアリーグの中継を見続けることで耳が鍛えられる。

 

だいたい、仕事で英語の論文は日常的に読むから、テクニカルタームは勝手に頭に入っている。

 

別に英会話教室など通ったことはないし、留学をしたこともないが、たまに研修に来る外国人とのコミュニケーションに不自由したことはない。

 

受験英語は侮れないな。

 

さて。

 

竹田恒泰著「現代語古事記」を読了した。

 

内容的には同じ著者がこの本をもとにして行った講演をまとめた「古事記完全講義」とほとんど変わらないので、面白おかしく内容を知りたければ、そちらの方が断然お勧めだと思う。

 

以前に読んだ時の感想はこちら↓

ameblo.jp

 

読めばわかるが、本の内容のほとんどが、どの人や神がどこで生まれて、誰と結婚して、誰が生まれて、どこで死んで、どこに埋葬されて、その子供はどんな一族の始祖になったかが延々と羅列されているだけなので、それを派手に読み飛ばしていくとあっという間に読めてしまう。

 

大きなエピソードの大半はいずれもどこかで聞いたことがあるような話(天の岩戸とか、ヤマタノオロチとか、因幡の白兎とか、ヤマトタケルの遠征とか)なので、意外と抵抗感もなく読み進められる。

 

そう。古事記の内容なんて知らないとみんな思いつつ、実は細切れに童話として断片は意外にみんな知っているのだ。

 

やはり文化としてきちんと根付いている証なのだろう。