Noels Tagebuch

日々のつぶやきと読書記録、たまに旅行記

クライマックス

晴れ。半日仕事。

 

ヤクルトが日本シリーズ進出を決めた。

 

最強ソフトバンクとどんな戦いをするのか、トリプルスリー対決はどうなるのか、見所の多そうなシリーズである。

 

しかも、バレンティンが完全に本来の姿を取り戻したのは非常に大きい。

 

楽しみだ。

 

それにしてもクライマックスシリーズの形式には何年たっても慣れない。どうしてもシーズン順位が軽視されているようで納得がいかない。

 

今のシステムでは、クイズ番組でお約束の「最終問題はなんと1億ポイント差し上げます!」というくだりと本質的には変わらない。

 

どうせやるなら、両リーグの優勝チーム、交流戦の優勝チーム、オープン戦の優勝チームと各独立リーグの優勝チーム、社会人野球の日本選手権や都市対抗王者なんかをかき集めて、チャンピオンズリーグをやった方が面白そうだ。

 

シーズンを昔ながらの130試合制に戻して、その分、サッカーの天皇杯形式の野球大会を新たに設けるのでもいい。

 

その方がよっほど健全な盛り上がり方で野球が楽しめそうだ。

 

前田哲男、飯島滋明編集「Q&Aで読む日本軍事入門」を読了。

 

決して戦争マニアのための本でも礼賛本でもない。ごくごく中立的な立場から日本と周辺諸国の軍事的なトピックの中で重要なことに関して端的に解説してくれる本。

 

先の大戦の教訓、自衛隊の成り立ちと理念、歴代政府の見解、実力、運用、現状の問題点などなどがわかりやすく噛み砕いて書いてある。

 

集団的自衛権や周辺事態、秘密保護法や安全保障について、かいつまんで何が問題なのかを把握するにはとても良い。

 

なかなか教わらない、アメリカ軍の仕組みやその戦争と日本の関わりについての解説は非常に勉強になった。

 

盛り上がりから覚めて何となく流れつつある安全保障の問題について、どうして賛成か、どうして反対なのかを落ち着いて考えるにはいい本だし、今はまさにそんな時期である。